次の8段階を経て揃える(4x4独特のパリティ検査が2か所増える)。
(0)各面中央ポスト固め
白と黄色を対面中央に4個ずつ固め、白を右において、赤、青、橙、緑(勝手に揃う)、と順に固める。
一つ上の面あるいは二つ上の面に跳ね上げて固定する。跳ね上げた波は必ず引き波で戻す。
固定したいパーツは行き先で隠れスポットに回転させ保存、引き戻されないように踏ん張る。
3個以上を隠すには、上げ波の線上でさらに上に上がるように置き、引き波で元の位置に戻して、
隠れスポットに保存したパーツと合体させる。
ここでの結合格言は、「二連は尻付け(直ケツ)、頭は肩に浮き一つ」。
参考リンク:
(1)白面十字形準備
エッジポストを同色2個ずつペアで固定して、3x3解法に結び付ける。
対象ペアの場所が12箇所と多いため、効率良く2箇所ずつ揃えられるように進めるのがベスト。
次の3面配置A,Bとなるように外枠だけを回転させ、次の固定手順にてエッジペアを揃える。
この時点では、2個のエッジの色が揃っていれば、各面の中央色と合っていなくてもよい。
最後の中央エッジは、2箇所互いにクロスペアになり(左図)3面配置にできないことも起こる。
この時、右図のキューブのようにエッジペアに並べるためには、次の手順による。
Rw' F U' R F' U Rw コピー
なお、誤操作によるパターンの破綻を回避する方法として、手数は少し増えるが、
次のルーチン操作も総合的にはスピードアップに結び付く場合がある。
Y X'u'R U R' F R' F' R Uw (A,A'をペア化する方法として常に使える手順)
中央エッジが12箇所揃ったら、3x3の要領 で、白面の十字形を揃える。
(2)中段に(相撲の)黄ばんだマワシを作る
慣れてくれば、(2),(3)を省略し、直接(4)へ進むことができる。(いきなりF2L)
(2)「いきなりF2L法」で「マワシ形成」を飛ばし(4)と併合して、(5)へ進む
・黄色面の各エッジ4個の一つずつの側面を、中央の色に合わせる。
・エッジの上面色の色を持つ中央側の横エッジの位置に、F回転するために、
一旦上面色とは反対の中央色側へU回転とF回転させ、逆Uと逆F回転で戻す。
F面左回転したいなら U'F'U F、F面右回転なら U F U'F' と回すことになる。
もし隣のコーナーがIT結合の状態であれば、通常のスロットインを実施する。
なお、逆Uの回転を省略することで手数を縮められるが、隣のコーナー
パーツが同じ色組を含む場合は、この手順にしないとループするため、
判断で躓くよりも、この統一の手順を推奨している。
非常に運の悪いケースで、黄色面のコーナーに白を含んだものがなければ、
下層の白キューブを跳ね上げる。
(4)のコーナーお告げにうまく従い、並行しながらこのステップを実施する
ことで、白の跳ね上げをなくすることが出来る。エッジのお告げは無視してよい。
(3)中段マワシの黄ばみを取る
マワシが中央色に揃ったら、今後1個でも切れ次第、早めに修復する!
・上面奥のエッジ部に、上面が手前色であるエッジピースを横回転する。
・上面奥のピース側面の色が「迎え色」のお告げなので、その中央色の
面の手前にあるエッジピースをあげ、ピース横回転で迎え色ピースに
置き換え、縦回転で中段手前に戻す。4エッジピース共に実施する。
(4)マワシの足となる上段のコーナーピースを、下段に4個移動する
白が横を向いたコーナーピースを対象にして、4回作業を進める。
上層奥側で、原則、エッジのお告げがコーナーのお告げに優先する。
最下段、中段の完成を確認する。
・中段のマワシが切れている場合は、3)の要領でマワシを修復する。
・コーナーピースの上面が「手前色」なので、そのコーナーピースを
上面奥(左右)に横回転する。左・右の決定は、コーナーピース側面
「迎え色」のお告げが中央キューブ色に近い側(迎える面)へ回す。
「手前色」が横を向いている場合は、一旦、上面への移動になるが、
後述する横向きの場合の臨時対応を使うと、一気に手数が縮む。
・迎える面を縦回転して、手前のエッジキューブを上段に移動する。
・迎えた主体のコーナーピースが下に隠れたので、エッジキューブを
奥に横回転させ待機する(手前横向きの臨時対応では、横回転は正面に)。
・隠れたコーナーピースを下段から戻すと、2個連の強力な群になる
ので、思い切り良く180°横回転させる。
・この横回転は勢いが過ぎた感じなので、迎える面を白エッジが手前
になるよう縦回転させ、群の行き過ぎを横回転で90°戻して、
迎える面の白エッジが手前から下層に移動するように縦回転する。
・慣れてくれば、180°でなく90°で迎え面に止め、そのまま正面に倒すと、
迎え面の戻し縦回転だけで終わらせることができ、スムーズになる。
この迎え面の戻しの時、正面を90°回して保護し、事後に逆回転で戻す。
正面の戻しのとき、白を含むコーナーピースが沈むなら、先に横回転
して上層に残すことができ、1ターン増を上回る効率が得られる。
・上面の横向き白のコーナーピースがない時は下段を点検し、見つかれ
ば縦回転・横180°回転・縦逆回転で戻す。
・中段のマワシが切れるので、3)の要領でマワシを修復する。
・4)の先頭から始める。
・白上向きのコーナーピースだけが残ったら、次の作業を実施する。
・迎え先スロットの上に横回転後上向き縦回転で白横向きに倒し、
倒れたピースを、更に横回転でスロットの位置の下層に移動させる。
・中段のマワシが切れるので、3)の要領でマワシを修復する。
<Rで倒す場合の事例>セクシームーブという手順を3回実施
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・4)の先頭から始める。
(5)パリティ検査後コーナー交換 4コーナーの位置を確定させる。(4x4パリティ補正あり)
4x4で黄色面の黄色エッジペアが偶数箇所なら、そのまま3x3手順へ突入。
奇数箇所だったとき(OLLパリティと呼ばれる)は、事前に 次の補正が必要となる。
(Rw,U2),X,(Rw,U2),(Rw,U2),(Rw',U2),X',(Rw,U2),(Rw',U2),(Rw,U2),(Rw',U2),Rw'
アゲ・アーゲ・アゲアゲ
サゲ・サーゲ・アゲ サゲ
アゲサゲ・最後サゲ
トン, トントンタン, トンタントンタン, タ
慎重に回転させ、終了後の偶数箇所達成を確認する。
なお、この手順は、次の15手(OLLパリティ補正と同じ)でも可能である。
"r2 B2 U2 l U2 r' U2 r U2 F2 r F2 l' B2 r2"
右2奥2☆、左下☆右下☆右上☆、前2右上,前2左上、奥2右2(左右はW輪,☆は上2)
ミッツオツウツ、ヒザウツ,ミサウツ,ミウウッツ、マツミウ,マツヒウ、オツミッツ
同色の面を持つコーナーポスト二つが1辺にあれば、その色の面に回転させ、隣接交換となる。
隣接交換8割、対角交換(くるくるムーブ)1割、上層4コーナーの位置確定。無操作も有り
(6)魚型十字作成(<3x3解法の手段(3) >と基本的には同じ)
4コーナーの位置確定後、黄色面の形に沿って回転を進める。
(横棒・3時6時ではくるくるムーブ→、その後くるくるパーム⇒で魚型)
くるくるパーム⇒には、開始位置によって、
・左廻し専用の「肩からパーム(十字横・蝶・亀手前)」と
・左廻し専用の「腰からパーム(亀手開)」と
・最終段階の左右廻しの「黄混血パーム」がある。
↓ ↓ ↓
点→横棒→3時→6時→十字(コーナー交換)⇒魚型十字
↓→→→↑↓→亀・蝶・十字 ⇒魚型十字
↓ ↓
点→横棒→3時⇒黄色一面 黄色一面になったとき、くるくるパームで魚型に戻した方が早い。
ほとんどの場合が、次の3コースのくるくるムーブ後、くるくるパームとなる。
・点ー棒ー三ー六(または、対角ムーブ省略ー棒ー三ー六)
・棒ー六
・三ー六
⇩ の矢印位置から、左右くるくるパームを1発仕掛ける。
上段側面3個に黄色を含まない面(A)の対面(B)から、くるくるパーム回転を
1回実施して、全面黄色にする。一気にゴールとなる場合もある。
くるくるパーム(左手):LUL’ULU2L’ 左廻し(Xp-a)
(右手)R’U’RU’R’U2 R 右廻し (Xp-b)
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矢印の位置から右廻し 矢印の位置から左廻し
(7)上層の側面の色をお迎え手順でゴールする
・全面黄色の側面は、次の「お迎え」パターンのいずれかを告げているので、
それぞれの対応回転を使ってゴールする
1)奥側に3個同色の列を置いて、手前に対し左迎えか右迎え
右迎え、左迎えのお迎えパーム (U パーム)
2)4個のエッジの十字交換 (H パーム)
3)4個のエッジに対し、手前と左側および奥側と右側の2個ずつの交換
斜め2組交換 (Z パーム)
この代わりに、左迎えと右迎えを順番に実施してもよい。
・ゴールを確認する
なお、4x4のキューブの場合は、エッジA' とエッジB' が入れ替わったケースが
5割ほど存在する。PLLパリティ発生と呼ばれる。
その時には、次の手順で、C’ と対面するエッジ2個とを交換する必要がある。
交換したいC’ と対面とを縦にしてフロントにおき、
l2,U2,F2,l2,F2,U2,l2 (180°でルーフルフールと覚える)を廻す。