ルービックキューブ簡単解法  第9版 2021.4.21

どんな方々にとって便利な方法なのか? スピードキューブという世界だけでは、このパズルの魅力は伝えきらない。
スピードキューブでは、最後に黄色一面に揃え、21のパターンを暗記しておいて選択し、
一気に廻せというが、60歳を超えて初めてという人にとって、認知能力低下や気力の衰え
などが影響し、ゴールの快感を得るチャンスがどんどん消えてしまい、やがて諦めがやって
くるという、全くもって切ない道具になってしまいがちである。
本解法では、途中の枝分かれを発散させることなく、3パターンに収束させるアプローチで攻め、
しかも、全ステップ数が80前後と、スピードキューブと遜色ない数に抑えられる手順であり、
いくつになっても必ずゴールを導き、快感収得が続く画期的な手順となっている。

プロキュービストも使うCFOPという手法があり、最後のP(PLL)が21パターンの暗記を目標と
していて大変きついのですが、実は1.4%の確率でPLLスキップという現象が発生するそうです。
クルクルパームは、PLLスキップを100%にし、一気にゴールに導く手法です。
是非、お試しいただきたい。
なお、本手法の延長上で、4x4x4キューブの解法も簡単に実現できました。
(0)世界基準配色のキューブを持っている
日本仕様の色は、黄色と青色が逆になっている。
    
(1)最下層に白十字が出来ている  中央ポストと同色で下が白のエッジキューブ(サブキューブ)が4個揃っている状態。  参考:ステップ1
 最初は、黄色面に4個持ってきて、中央色に揃えて横回転し、180°縦回転すると良い。
 慣れたら、次のノウハウが使える。
  ・180°の回転を90°ずつの二段階で進むよう考察し、途中で次の回転のために
   それを置いて進められるような別のエッジキューブを、横腹や尻に抱えて廻す。
  ・白横向きの上層にあるエッジキューブを90°縦回転して、再び隣面を上げる道もある。
  ・各色を縦に並べて待機するより、横に並べて待機して、一気に縦にする方が手数が短い。
  ・左右の横腹を次の回転のために上手に使うと、一気に3か所が揃うこともある。
 次のサンプル動画をチラ見して、   赤左回り→青右回り→橙右回り→90°ずつで白十字3壁揃うという判断ができる。
 
   
(2)最下層・中間層が揃っている
「子連れ里帰り」   
   という手法を、コーナースロット4か所に適用する。
   上の例では、Aが親となり、桂馬方向にある同色の子Bを引き連れて故郷に戻している。
   なお、上の例でAの上面がオレンジなら、オレンジ面で跳ね上げられれば、そちらが
   優位になる。
     参考:F2Lパターン1
 上層のコーナーキューブの白が上向きなら、次の優先順位でアプローチする。
 1)上層の回転だけで縦に2個連れになるか、4か所のスロットを確かめる。
 2)白を横向きに倒すとき、白を除く2色のエッジキューブと上層を異色にできる。
 3)白を除く2色のエッジキューブを上層で中央スロットに3個縦になるように
   横回転し、エッジスロットを90°縦回転して目的スロット3個を上層に置く。
   ここにコーナーキューブを横回転して合わせ、縦回転で戻す。
 以上3方式のいずれかで上層に揃った2個連れのスロットインは、下記の手順に従う。
 跳ね上げた2個連れの色が捻じれているなら、横回転を-90°とし、跳ね上げを戻す
 操作で、親キューブだけを上層や最下層へ配置させる。
   
 その後は、次の操作で故郷帰りですね。(実は、上の2番目から下の2番目へ進む方がもっと早い)
   
 揃った2個連れは目標から90°通過するまで横回転を進め、下2層を縦回転で迎え
 入れて下へ縦回転で戻すと操作効率が良い。
   

「子連れ里帰り」4セットを、次のコツを考慮しながら実行する。
  ・下層の白キューブを上げる時、目標2個連れの位置関係は「桂馬」となる場所に上げる。
   ただし、下層の白横キューブの正面と桂馬位置での上面が同色時は、桂馬ではなく
   隣に置くと二手ほど手間を(下で、跳ね上げを戻す手順を記述)省ける。
 ・2個連れが上層隣同士で色がずれて揃っていないなら、コーナー側を奥に倒して「桂馬
   の位置に置く。(倒す時、跳ね上げ位置が不揃いポストである事に留意する)
   
   
  ・桂馬に跳ね上げた後、桂馬に関係しない残りの辺を跳ね上げ位置に廻して、跳ね上げを戻す。
 ・できた桂馬が上面同色なら、コーナー側を最下層退避、エッジ側を隣に呼び
   寄せて退避を戻す(退避時、跳ね上げ位置に留意する)。
   なお、上面同色よりも次の異色の方が手数が短いので、判断する。
   跳ね上げたキューブが下図のAなら、それを戻して素早く次の回転が出来る。
   
   跳ね上げたものでなければ、次の手順で帰す。
   
  色が異色なら、コーナー側をキューブ正規の位置に移動し、奥に倒して2個連れとする。    
   エッジ側を予め奥に90°回転する場合もある。
  ・上層のコーナーキューブを最下層に退避前に、跳ね上げ位置を不揃いポストになるよう廻す。

   
 「子連れ里帰り」の判断時間が気になるなら、<ものぐさ法>という手段も使える。
 「子連れ里帰り」と混ぜこぜにうまく使うこともできる。
(3)上層面に黄色の魚型クロスが出来ている

まずは上層面に、黄色のV字型(L字型・カギ)を作る。 参考:OLL
  ・V字(L)なら4個のコーナー位置が揃ってしまっていないか確認し、
   その場合は、3時短針位置と6時の2回クルクルムーブを続けると、手戻りが無い。
  ・点(・)や横棒(-)ならコーナー4キューブの正規位置を確認し、位置がずれていれば、
   対角交換が必要ならクルクルムーブ、隣接2個のコーナー交換が必要になっていれば、
   ここを右側に置いて隣接交換で確定する。
   その後、点(・)は好きな位置/棒(-)は右端 で クルクルムーブをV字になるまで、1~2回進める。
V字型の後、時計3時短針の下側(6時)を右手に持ち、クルクルムーブで魚の形にする。
魚以外の形の場合の成形:
 ・1角黄色の場合はV字(L)が含まれているので、上記参照、
 ・2角黄色で魚の尻尾3本■(右下)の場合は、尻尾を手前に、右上親指、
 ・0角黄色(十字形)(左上)■■(右上)の場合も、黄色横開きを奥に、右上親指、
 ・2角黄色で亀形の場合は、左右肩光では右肩、光横開き(左上)■■(右上)の場合は亀尻親指、
 に、それぞれ指を当て、クルクルパームで魚の形にする。

 クルクルムーブ:R’U’F’UFR     
 クルクルパーム:FUF’UFU2F’   右廻し(Xp-a)
          R’U’RU’R’U’2R  左廻し (Xp-b)
  
  
 魚や亀で、隣接2個のコーナー交換が必要になっていれば、ここを右側に置いて次で確定する。
 隣接交換 LR’U’RUL’U’R’UR    
 一方、対角交換がさらに必要な場合もあり、クルクルムーブで1角だけ黄色にする。

  
(4)魚の周辺が「Goal Fish」というリーチの形になっている

魚の腹と尻尾の色を確定するように、図(Goal Fish)の移動不要の辺を奥に置き、
3エッジ回転移動 を先に実施し、クルクルパーム1回で、
一気に完成形(Goal)に進めることが出来る。
<魚の腹と尻尾の色揃え> 3エッジ回転移動の左右を選んで、下図のように
   魚の側面のA’B’C’の色を、コーナーキューブABCとそれぞれ同じ色に揃える。
   回転の前面となるキューブが、三角移動で「お前来いよ」とエッジキューブを迎えに行く。
   (左右の判断とは、手前の回転中央位置に欲しいエッジキューブへ向かう回し方)

   左右判断が逆になっても、2回実施すれば同じ。でも縮めたい?    左図A=B',B=C':右廻り このほかに、A=A',B=C'なら、AA'を奥において右廻り
   左図A=C',B=A':左廻り このほかに、B=B',A=C'なら、BB'を奥において左廻り
   右図A=B',B=C':左廻り このほかに、A=A',B=C'なら、AA'を奥において左廻り
   右図A=C',B=A':右廻り このほかに、B=B',A=C'なら、BB'を奥において右廻り
   奥に「キューブお揃い」を置いて、3エッジ回転移動を実施する。
   (右廻り)tLcuLLcdLt 藤井式表記       M2U'M'U2MU'M2   (Up-b)
   (左廻り)tRcuRRcdRt 藤井式表記       M2UM'U2MUM2   (Up-a)
  
  
   奥へ置くべきお揃いが無い時、それが十字交換なら、次が有利。M2UM2U2M2UM2 (Hp)   
A’B’の相互交換が必要になっていた場合は、エッジ回転に替えて十字交換を実施する。
・4エッジキューブの移動になっている場合は、移動の右廻り・左廻りに合わせ、それぞれ下図の
 右図・左図のクルクルパームで、Goal Fishや或いは十字交換によるGoalを得られる。
 (Zパームより早い。左右逆に注意)
・100回に1度ほど、黄色がA’B’C’の位置に残ったという勘違いがあり、この時は焦らず
 クルクルパームを2回実施することで、Goal Fishを得られる。

(5)クルクルパームで一気にゴールへ

前のステップで、魚の頭片方の色をコーナーキューブと同じに揃え、対面の尻尾も、
頭側コーナーの同色に揃えたことになる。A’B’C’の色が三つともコーナーと合ったので、
PLL段階をスキップし、CC'の面を手前において、左右回転どちらかの手順で、
一気にゴールへ爽快感。

クルクルパーム(左手):LUL’ULU2L’   左廻し(Xp-a)
         (右手)R’U’RU’R’U’2R  右廻し (Xp-b)
  
  

矢印の位置から右廻し  矢印の位置から左廻し

   
 なお実績は、最終ターンがクルクルパーム8割、Hパーム1割、Uパーム1割という
 出現バランスです。
 【動画】クルクルパームでFinish !
 
 【参考】暗記する5つの回転手順
 クルクルムーブ:R’U’F’UFR     
 クルクルパーム:LUL’ULU2L’   左廻し(Xp-a)
          R’U’RU’R’U’2R  右廻し (Xp-b)
  
  
 隣接交換 LR’U’RUL’U’R’UR    隣接2個のコーナー交換が必要になっていれば、ここを右側に置いて次で確定する。
  
 十字交換 M2UM2U2M2UM2 (Hp)   
 3エッジ回転移動 M2U'M'U2MU'M2 (右廻り)(Up-b)
           M2UM'U2MUM2  (左廻り) (Up-a)
  
  
 【事例】スクランブル例と、そのソルブ回転
  L' R2 U2 F2 U2 F2 D' R2 D' F U' L D' R D' F' L
  (1)最下層に白十字を作る        6手

  (2)最下層・中間層を揃える      25手

  (3)上層面に黄色の魚型クロスを作る  32手

  (4)魚を「Goal Fish」形式にする    8手

  (5)クルクルパームで一気にゴールへ   8手

  (6)別解:悔しいが19手でゴールへ  19手

         https://mori1-hakua.tokyo/RCeasy.html By N.Fujii  Top

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