この番組をテレビで見るのは今日で3回目かな。
この番組を日中友好番組、なんて野暮な事は言わない。
主人公帳素の素直さと利発さが、見るものを益々惹き付ける。
2000年に放送された作品だが、主人公は1995年当時父親の仕事の関係で中国から日本にやって来た
一人の少女のドキュメンタリーだ。。
最初は小学校の授業の日本語も判らず、授業を陰で見守っていた母親に涙とともに抱くきつくシーンが有ったが、
日本の生活にいち早く慣れるため、利発にもまた言葉の判らない授業に戻る。
それから日本で小学生生活を送り日本の友達も出来たが、
また2年後には父親の仕事の関係で中国に戻る事になる。
せっかく日本で学んだ事は一体なんであったのか?と言う疑問も我々なら残るところだが、
でも彼女は大事な事を忘れなかった。
勉強と外国の社会を学ぶ事が出来る環境がどれだけ素晴らしいのかを、日本人小学校で学んだ事を。
社会は情け無情の現実であり、経済は勝ち組と負け組をハッキリと区別する。
そんな、社会と経済の歪みの中で中国、日本、中国と転校しなければならなかった帳素の
そのひたむきな姿が、このドキュメンタリーを見る人を刺激する。
諦めず前向きな帳素の姿は、可能性を示唆する。
自分の経験が全てとして、まだ残されている可能性まで捨ててしまう事がある自分が情けなく思えてしまう。
この作品と、自社の仕事振りをアピールする同期生の活躍が一緒になり、
もう一度出発点に戻ってみようかなと、小さな勇気を与えてくれそうである。
Mannbo-No5
小さな留学生のドキュメンタリー、見たい番組でした。
出発点に戻るって、大事なことだと思います。
人間は自分達が思っている以上に素晴らしい存在で、
特に自分の想念次第で、隠れている能力が引き出され、現れてくる可能性があると思います。
最近、新庄選手を見ていて、一人の人間の決意と実践から始まって、それが周りに波及し、
結果として、三年目に日本ハム優勝という花が開き、
北海道の人々をあんなに喜ばせ、勇気づけたことに感動しました。
波及効果として、今後、北海道の経済も上向いて行くのではないでしょうか。
これからは一人ひとりの人間を大事にし、能力が充分発揮できるような世の中になってほしいと願っています。