下水道工事の紹介

今日は皆さんが日ごろお世話になっている下水道の工事について
ちょっとだけ写真交じりでご紹介致しましょう。
場所は秘密です。


地下10m位のところに推進工法という、いわばモグラみたいに
地下に横穴を掘りながら下水管を敷設する方法です。
正式には特殊推進工法(泥濃式)と呼ばれています。
まず、推進する管を地下に吊り下ろしをする機械が門型クレーンと呼ばれる機械です。

この門型クレーンで発進立坑という穴の地下に推進管(内径1650㎜)を下します。
発進立坑は幅5m延長9m深さ17.7mあります。
この立坑内部で勾配と方向をセットしたら、4本の油圧ジャッキで推進管を押していきます。
171とマーキングされているのが推進管です。
銀色に見えるのが油圧ジャッキです。

これが、現在推進されている管内部の様子です。
管はゆっくりと推進していますので、人が中を歩いても何ら差し支えありません。
ヘルメットをかぶって歩くと私は中腰になって歩くため、結構腰が疲れます。

この時土を押すということは同時に先端部で土を掘り起こさなければなりません。
その為、推進管の先端部に推進のマシンをセットする必要があるのです。
マシンの先端部に機械を操作する人間が配置されます。
速度、方向、勾配を管理しています。
操作する人は座席があるため、楽に仕事ができますが神経だけは使うようです。

機械の先端部にドリルがついており、そのドリルで土を削り、
特殊な液体と一緒にして泥状にして地上にその土を運びます。
その結果先端部の土がなくなり、油圧ジャッキで押された管が
順序良く地下の中をモグラみたいに進んでいくのです。
一日5m位のスピードで進んでいきます。
先端部では泥状になった土が真空ポンプにつながれたサクションホースで吸われて
地上まで運ばれるのです。
これが機械でドロドロになった土です。
泥土、泥水と呼ばれており産業廃棄物として処理されます。

泥状の土をこのオレンジ色のサクションホースで吸い上げているのです。
サクションホースです

さて、推進管は愈々目的地へ辿り着きました。
これは到達立坑という穴を目的の場所へ造る必要があります。
大きさは幅3.6m延長4.1m深さ10.5mです。
この穴への昇降梯子です。転落防止の為、背もたれがついていますが、
安全帯の着用、ヘルメットの着用、防寒着、安全靴等で普段より5kg以上重くなった体で、
この狭い間断を昇降するので大変腕が疲れます。
昇降梯子です

この鉄の壁の向こうに推進管の機械が辿り着きました。
ここに坑口という受け口を取り付ける作業をしています。
昨日から行っているのですが、坑口取り付け作業は明日位まで掛かりそうです。
ここで、手抜きをすると地下水の流出、土砂の崩壊等思わぬ大事故につながるため要注意です。
念には念を入れて作業をする必要があります。
この黒い物体が坑口です。

頭上には既設の下水道管があります。
ワイヤーで吊って防護していますが、中にいて上を見上げると不安な気持ちになります。
本当に建設業は危険が一杯の状況の中で作業をしているのです。
既設下水管

明日は愈々この鉄の壁に隠れたマシンの先端部をご紹介出来るかも知れません。お楽しみに。
m5

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下水道工事の紹介 への2件のフィードバック

  1. yoko のコメント:

    すごい!
    下水道工事って、こんな風になっているんですか。
    車で道路を走っていて工事現場にぶつかると車の流れが悪くなっていらいらしたりしますが、作業に当たっている人には「本当にお疲れ様です」と言う気持ちになりました。
    どうか気をつけて作業をしてください。
    次の報告も楽しみにしています。

  2. suimei のコメント:

    初めて見た世界で、驚きました。
    このよう仕事の御蔭で、私達の生活が日々何事もなく、円滑に営まれていることに心から感謝の気持ちで一杯です。
    ふと、つくばエクスプレスの工事が始まる前に住民へ開かれた説明会のようすを思い出しました。
    住居のすぐ前の部分は地下に潜る為、コストの削減のために上から掘るということでしたが、
    住民の中に土木専門家がいて、モグラのような「シールド工法」を検討して欲しいという要望が出て、
    その後、コストの問題が解決されたようで、シールド工法が採用されました。
    気が遠くなるような工事でしたが、今、たくさんの人がその恩恵を受けています。
    次回の報告を楽しみにしています。

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