皆さん今晩は。
とは言ってはみたものの、この時間は既に皆さんはお休みでしょう。
でも皆さんがお休みになっている時着々と工事は進んでいるんですね。
今日は下水工事のマシン到達状況、その全容をご紹介します。
3月15日到達立坑の坑口補強で一日が潰れた。
よってマシンの回収は3月16日に持ち越された。
3月15日坑口の補強完了
愈々今日はマシンの回収である。
最初に坑口部分のライナープレート(土留めようの鉄板)をガス切断機で切断撤去する。
これを鏡切りという。
3月16日鏡切り完了。
ライナープレートという鉄板の後ろにはモルタルが一杯詰まっています。
これはライナープレートを組立た時に出来た隙間を充填するために使用したものです。
充填をしておかないと地盤が崩れてくることがありとても危険だからです。
裏込め状況
裏込めモルタル取り壊し状況
さて、今度は止水パッキン(ゴム製)を取り付けます。
機械の外形より小さめの寸法になっております。
機械はこのゴムパッキンを捲るように出てきます。
止水パッキン取付完了
いよいよ油圧ジャッキで機械を押し始めました。
因みにジャッキからこのマシンまで約180mあります。
大変な力で押しているのです。
機械がモルタルを押し破ってきました。
モルタルの壁が順次崩壊してきています。
マシンによるモルタル崩壊状況
マシンが止水パッキンを無理やりこじ開けようとしています。
つぃに全容が現れました。
この十字の部分がマシンのカッターになります。
このカッターが土を削り泥状にします。
マシンの全容
そしてこの穴から泥土を取り込みます。
今現在、マシンを解体中ですが、今日のところはここまでといたしましょう。
明日は機械の分解と推進管が現れるところをご紹介したいと思います。
ではお楽しみに。
m5
カッターはこんな風になっているんだ…。
初めて見る機械の構造に驚きました。
綿密に足場を固めて準備してから掘削。
危険と背中合わせで、緊張感が伝わってきます。
本当に縁の下の力持ちですね。
母校の松尾鉱山中学校の校歌3番の歌詞を思い出しました。
「聞け坑道の奥深く巨岩に挑む鑿(のみ)の音」
校歌を依頼された作詞者が実際坑道に入ったら、
この歌詞がすらすら思い浮かんできたそうです。
この歌詞を歌うたびに身の引き締まるような感動を
覚えたことが懐かしく蘇ってきました。