夜の多摩川

遅く帰ってきて、夕食も遅い夜食と化した。
風呂に入ってホッとする。
一応今日一日の疲れが取れたような気がする。
体が火照るのでベランダから夜空を見上げる。
僅かに星が二つ三つ見えるだけ。
月も半分に欠けているが、決して曇り空ではない。
夜の静けさと、火照った身体に冷たい空気が心地よい。
フト、多摩川を見たくなった。
玄関を出て、4階通路から夜の多摩川を見渡す。
川の向こうは東京都。しかしこの辺は高層ビルはないから、まだまだ自然が感じられる。
河川敷には草が生い茂り、みどり色の匂いが立ちこめる。
そろそろ、そんな季節なのだろう。
いつもなら、ジョギングをしている人が必ず数名いるのだが、
今の時間珍しく誰も見かけない。
だが、静けさと澄み切った空気とその匂いが心も慰めてくれる。
明日こそいい日がくるぞと。
それをたしかめてから、自分の部屋に戻る。
後は明日にまた夢を託し、
何事にも負けない気持ちで朝を迎えろと、
自分を励ます。
では、みなさん明日こそいい日で有りますように、お休み。
m5

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夜の多摩川 への3件のフィードバック

  1. suimei のコメント:

     数年前、小学校の「室町文化」の授業の一環として、「生け花」の実習の講師を頼まれ、2回行ったことがあります。終わるころには、どの子も活き活きと表情が輝いていました。花一輪、外に咲いている花も美しいけれど、自分が活けた花は、なおいとおしく感じられます。花が「こっちを見て」と意思を伝えて来ることもあります。心をかけると、よけいがんばって綺麗に咲いてくれます。
     夫も花を活けるようになり、鍋島の壺を九州に出張した折に購入して帰り、それからは、花も自分で買ってきて好きなように挿して楽しんでいます。気分爽快になっていいみたいですよ
     良い日になるよと思うと、良い日になるでしょう。
    想念、言葉って大事で、やはり前向きに、より良い方に向けることが日々大切だと、私も思っています。
     

  2. m5 のコメント:

    いつもコメント有難うございます。
    何時も後ろを振り返ってしまいますが、
    前を見ることも忘れないようにしています。
    七転八倒
    つまずいたり
    ころんだり
    するほうが
    自然なんだな
    にんげんだもの  みつお
    駄目な自分も自分だと
    自分に素直に生きたいものです。

  3. suimei のコメント:

     駄目な自分を認識した時は、自分が一段成長した時なそうです。調子が良い時は、なかなか人間は成長できないのではないでしょうか。私も、本当に自分に素直に、正直に生きたいものです。これが究極の目標です。 
     横山大観にとっては、究極の目標が、霊峰としての神々しい富士山の姿を描くことでした。画いた富士山に、その時点での自分が映し出されると考えていたようです。しかし、一度としてまだ満足のいく富士山は画けていないと、病床で言っていたようです。完璧ということは人間にとって望み得べくもないことですから。

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